健康成人男性にリコモジュリン1,900U/人(0.3mg/人)を2時間かけて静脈内持続投与したとき、血漿中のトロンボモデュリン アルファは投与終了後にCmaxに達し、その後2相性で消失した(T1/2α約4時間、T1/2β約20時間)。薬物速度論的パラメータを以下に示した。
健康成人男性にトロンボモデュリン アルファを静脈内持続投与したときの薬物速度論的パラメータ
本試験は旭化成ファーマ株式会社の支援により実施された。
後期第Ⅱ相臨床試験時の投与前、1日目投与終了時、6日目投与終了時、及び6日目投与後24時間(7日目)の血漿中濃度を測定したところ、各血漿中濃度は用量依存的な増加がみられ6日目投与終了時に最高濃度に達した後、6日目投与後24時間で低下した。各時点の血漿中濃度を以下に示す。なお、トロンボモデュリン アルファの動態に性差は認められなかった。
製造販売後臨床試験において、腎機能障害を伴うDIC患者に本剤380U/kg(0.06mg/kg)あるいは130U/kg(0.02mg/kg)を1日1回30分かけて6日間静脈内持続投与したときの初回投与後のデータを次に示す。
a):( )内は持続的血液濾過透析実施症例数
本試験は旭化成ファーマ株式会社の支援により実施された。