日本版敗血症診療ガイドライン2024(J-SSCG2024 バンドル)バンドル版

日本版敗血症診療ガイドライン2024
初期治療とケアバンドル (J-SSCG2024バンドル)

日本集中治療医学会(JSICM) & 日本救急医学会(JAAM)

もし、 感染と臓器障害を疑ったら迅速評価初期治療バンドルを行う。

バイタルサイン
の評価(迅速評価)

意識
   (GCS<15)
収縮期血圧
(≦100mmHg)
心拍数
  (>90/min)
呼吸数
(≧22/min)
体温
 (<36℃ or >38℃)
敗血症/敗血症性ショックの診断のために、 SOFAスコアを算出し、乳酸値を測定する

初期治療バンドル

敗血症を疑った際には、直ちに開始する
微生物検査
血液培養(2セット)
感染巣(疑い)から検体採取
抗菌薬
適切な経験的抗菌薬投与
初期蘇生
初期輸液(調整晶質液)*
ノルアドレナリン (低血圧を伴う場合に初期輸液と並行して早期に)
乳酸値測定(繰り返す)
心エコー(繰り返す)
* ショックが初期輸液で改善しない場合
患者を集中治療室など集中治療が安全に遂行できる場所に移すことを考慮する
感染巣対策
感染巣の探索
感染巣のコントロール
ショックに対する追加投与薬剤
バソプレシン
ヒドロコルチゾン

ICUにおける急性期介入

血糖管理
目標血糖値 144-180mg/dL
抗菌薬
デエスカレーションと適切な中止
DIC
鑑別と診断
必要に応じて、治療
患者/ 家族中心のケア
情報提供
リハビリ
PICS予防として早期から開始
呼吸管理、栄養療法、鎮痛・鎮静は 他のガイドラインを参照して行う
PICS; post-intensive care syndrome
詳細はガイドライン本文と診療フローを確認してください
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