調製方法・投与時の注意(動画)
調製方法・投与時の注意(テキスト)
クレセンバは凍結乾燥注射剤です。注射用水で溶解後、250 mLの日局生理食塩液または5%ブドウ糖注射液で希釈して使用します。
- 日局注射用水
- 250mLの日局生理食塩液または5%ブドウ糖注射液
- 調製用シリンジ
- 調製用注射針
- インラインフィルター(0.2-1.2μm)付き輸液セット
※無菌的に調製してください。本剤は保存剤を含有していません。
- ① 本剤1バイアルに、日局注射用水5mLを加え、緩やかに攪拌し、バイアル内の粉末を完全に溶解します。
- ② 溶液は無色から帯黄色で、微粒子を認めないことを目視で確認します。
- 異常を認めた場合には使用しないでください。
- 溶解後は、室温で1時間以内に点滴静注用溶液を調製してください。
- 本剤は1 回使い切りです。残液は適切に廃棄してください。
- ③ 溶液5mLをバイアルから抜き取り、250mLの日局生理食塩液または5%ブドウ糖注射液の点滴バッグに注入します。
- 溶液注入後の点滴バッグ内に、半透明~白色のイサブコナゾールの微粒子が見えることがありますが、これは投与時にインラインフィルターによって除かれます。
- ④ 微粒子の形成を低減するために、静かに転倒混和します。
- 希釈後は、室温で6時間以内に投与まで完了してください。
- やむを得ず保存する場合は、希釈後直ちに、2~8℃で冷蔵保存し、24時間以内に投与までを完了してください。
- 希釈液は凍結しないでください。
- ⑤ インラインフィルターを使用し、1時間以上かけて点滴静注します。
薬剤投与時の注意
- 投与前後に、ラインを日局生理食塩液または5%ブドウ糖注射液でフラッシュしてください。
- 本剤は、他の製剤と同一のラインから同時に投与しないでください。
- 孔径0.2~1.2μm のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与してください。
- 注入に伴う反応のリスクを低減するため、全量を最低1時間かけて静脈内投与してください。
- 急速静注は行わないでください。
配合変化の可能性があるため本剤の希釈には、日局生理食塩液または5%ブドウ糖注射液を使用してください。他の製剤とは混合しないでください。
点滴バッグへの副片ラベル貼付
クレセンバの副片ラベルは切り離して点滴バッグに貼りつけることができますのでご利用ください。
調製方法・投与時の注意(PDF)
クレセンバ点滴静注用200mg調製方法・投与時の注意
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使⽤時安定性試験(溶解後・希釈後)
測定項目:性状、確認試験、pH 、純度試験、水分、不溶性異物、不溶性微粒子、定量法 等
教授・薬剤部長 石井伊都子先生/室長 横山威一郎先生