骨リモデリングと薬剤の作用

骨リモデリングおよびモデリングに対する
骨吸収抑制薬および骨形成促進薬の作用

Compston JE et al. Lancet. 2019; 393: 364-76
骨形成促進薬には、これまでに得られているデータからリモデリングを増加させ、 正のリモデリングバランスに近付ける作用が示唆される薬剤があります

テリパラチドの作用機序

テリパラチドの作用は血中に存在する時と消失した後では異なります

テリパラチド投与後の反応
(血中存在下)
テリパラチド投与後の反応
(血中消失後)
Shiraki M. Osteoporos Int. 2013; 24: 219-226, Isogai Y. et al. Calcif Tissue Int. 2015; 97: 412-420,
Ma YL, et al. Endocrinology. 2001; 142: 4047-4054, Dietrich JW. et al. Endocrinology. 1976; 98: 943-949,
Isogai Y. et al. J Bone Miner Res.1996; 11: 1384-1393, Bellows CG. et al. Endocrinology. 1990; 127: 3111-3116,
Jilka RL. J Clin Invest. 1999; 104: 439-46より作図
著者に旭化成ファーマの社員が含まれるものがある。
テリパラチド酢酸塩は間歇投与により
持続的に骨の形成を高めます

骨粗鬆症モデルラットに対するテリパラチド予防及び治療効果の比較

試験方法

13週齢のSD系雌ラットの卵巣を摘除し、溶媒もしくはテリパラチドまたはリセドロネートを週3回4か月間反復皮下投与した。

物: テリパラチド(hPTH(1-34)) 5.6㎍/㎏ sc 週3回
リセドロネート 3.0㎍/㎏ sc 週3回
評価項目: 骨密度(脛骨近位部、腰椎椎体)、骨強度
骨構造(L3のマイクロCT画像)など

目的

予防試験

ラット閉経後骨粗鬆症モデルを用いて、本薬もしくはリセドロネートを卵巣摘除の翌日から週3回4か月間反復投与し、両薬剤の骨密度・骨強度に対する予防効果・骨代謝に及ぼす作用を検討

治療試験

卵巣摘除後12か月間経過し骨密度が減少したラットに対し、本薬の骨密度と骨強度に及ぼす治療効果・骨代謝に及ぼす作用を検討するとともに、予防投与で本薬と同程度の腰椎椎体の骨強度パラメータの増加作用を示した用量のリセドロネートと効果を比較

予防試験 脛骨近位部骨密度・椎体骨強度への作用

結果

予防試験において、RISおよびTPTDは、OVXラットに対する4か月間の投与により、骨密度、骨強度をShamレベルまで増加した。

mean±SD (n=9-10)
$$: p<0.01 Sham vs OVX (t test)  *: p<0.01 Treated-group vs OVX (Tukey test), **: p<0.01 TPTD vs RIS (Tukey test)

治療試験 脛骨近位部骨密度・椎体骨強度への作用

結果

治療試験において、TPTD群では、OVXにより低下した骨密度、骨強度を Shamレベルまで増加した。

mean±SD (n=12-15)
$$: p<0.01 Sham vs OVX (t test)  *: p<0.05, **: p<0.01 Treated-group vs OVX (Tukey test) #:p<0.05 TPTD vs RIS (Tukey test)
投与期間終了時の骨構造

マイクロCT画像

Sugie-Oya et al, J Bone Miner Metab. 2016;34(3):303-314.
本試験は旭化成ファーマの支援により実施された。

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